付加価値を生んで生産性を上げる3つの視点とは?
2024.08.04 執筆者:和仁 達也コミュニケーション着眼点
今日は「生産性の向上」について、その定義を踏まえた上で
3つの視点をお伝えします。
「生産性の向上」は、今も昔も多くの企業にとって
重要テーマだと思います。
ところが多くの場合、
「生産性を上げるために、どうすればいいのか?」
「そもそも、生産性とは何か?」
が不明確なまま語られている気がします。
それだと、例えば「生産性を上げる=効率を上げる」と
解釈する人もいますが、これは間違いです。
なぜなら、
「生産性=成果(アウトプット)÷投入(インプット)」
であり、「効率を上げる」は、生産性を上げる数あるアプローチの
1つでしかないからです。
つまり、この数式でいうと、
「効率を上げる」とは「投入する時間や人手、お金を最小化する」
ことであり、分母を減らすことです。
もちろんそれも大切なことですが、
今多くの企業に求められているのは、分子を増やすこと、
つまり「成果(付加価値)を増やすこと」ではないでしょうか?
ここを担う企業が増えてこそ、世の中は発展し、経済は潤います。
では、付加価値を生むために、どのように発想し、
考えれば良いのでしょうか?
今回は、付加価値を生むために、
わたしが大切だと考えている3つの着眼点を紹介します。
1.顧客の今と未来のお困りごとトップ3にフォーカスする
→自社の技術や経験ありきの「自社起点」ではなく、
「顧客起点」で発想する。
2.「顧客はみんな、価格の安さを最重要視している」
という思い込みを脱却する
→「お金は価値の交換ツール」である。値下げに頼らず、
自分が欲しいお金に見合う価値を提供しようと発想する。
3.組織のコミュニケーション上の摩擦係数をゼロ化する
→誤解や人間関係のストレス等で情報が適切に伝わらず、
得られるはずの成果を取り損ねる機会損失は多い。
それをゼロにできれば付加価値は高まる。
この3つを徹底的に考え抜いた先に、付加価値を生み、
生産性を上げられると感じています。
あなたは何ができそうですか?