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パートナー型コンサルタントの あり方・やり方

コンサルタントで独立して、いくら稼げるのか?1千万円未満から1億円までの課題を解説

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2021.01.12 執筆者:和仁 達也

最近、コンサルタントで独立する人が増えてきました。

初期投資もあまりかからず、資格がなくても始められるとあって、
若い人から定年退職後のセカンドステージの高齢者まで
幅広い年齢層の人がコンサルタントでの起業を目指しています。

その中で、独立系コンサルタントで、一体いくら稼げるのか?
と感じている人も多いのではないでしょうか?

独立初期から、2年、3年となかなか収入が上がっていかないと
感じている人や、大きく収入を増やしていく人など様々です。

この違いはどこにあるのか?

わたし自身20年以上の独立系コンサルタントの経験、
及びこの10年間で1000人以上のコンサルタントを
養成塾で育ててきた経験から、

「会社員はどのタイミングでコンサルタントとして独立するのか?」

「年間報酬はどのくらい目指せるのか?」

「その状況や課題や悩みは一体どんなものなのか?」

について肌感覚で捉えている実情をお伝えしたいと思います。

 

会社勤めの人がコンサルタントで独立する理由とタイミング

会社勤めの人が独立系コンサルタントを目指す場合、
概ね次の5つのタイミングで独立する人が多いようです。

●独立系コンサルタントを目指す5つのタイミング

1.会社や税理士事務所などで社員として経験を重ねて独立する20代後半から40代

2.マーケティングや接客マナーなど好きなこと・得意なことを武器に独立する30代~50代

3.その道の専門家が同業者にコンサルをする40代から60代

4.定年退職でセカンドステージをコンサルタントとして活躍したい60代

5.早期退職制度を利用して定年前に挑戦したい50代

このように、コンサルタントを目指すタイミングやきっかけは様々ですが、年間報酬の軸で眺めると、次の4つのステージに振り分けられます。

●独立系コンサルタントの年間報酬4ステージ

1.1000万円未満

2.1000万円超え

3.3000万円超え

4.1億円超え

さて、大きな設備投資を必要とせずに自分の知識や経験を武器に
大きく稼げるとしたら、「コンサルタントは夢のある職業」だと
思われる方もいると思います。

では先程の4つのステージの割合は
どのようなものだと思いますか?

 

独立系コンサルタントの年間報酬の実態

独立系コンサルタントの年間報酬についての
正確な統計データは存在しないため、これからお話しすることは
正しい情報と言うわけではありません。

先ほどもお伝えしたように、
わたし自身がこの10年間で連続講座だけでも1000人以上を育て、さらに講演会やセミナーなどを合わせればその何倍ものコンサルタントの方達と接してきた経験値からの肌感覚で、お伝えします。

世の中の独立系コンサルタント全体を100とした時の割合です。

1.1000万円未満→70

2.1000万円超え→28

3.3000万円超え→1.9

4.1億円超え→0.1

次に各ステージごとにおける「状況」と「課題」、
そして「対策の方向性」を1つずつお伝えしましょう。

1.1000万円未満→70

●状況と課題
・クライアント数が8社以下で、月額報酬が10万円以下。
・忙しい割にお金が残らず、不安からメイン以外の雑用まで引き受けがち。
・プライベートの時間もとれず、「独立前に思っていたのと違う!」
と現実と理想のギャップに戸惑っている。
・ウリの不明確さ故の集客力の無さに悩んでいる。
・自信の無さ故に、低価格設定をしている。

●対策の方向性
・努力と根性。
・1つ上のステージの人と交わる。
・メニュー表をつくる。

2.1000万円超え→28

●状況と課題
・クライアント数が8~10社で、月額報酬が10~15万円。
・目の前のお金を追う感覚から脱却でき、
自己投資にお金を使う余裕が生まれる。
・ただ、入りと比例して出も増えるので、
相変わらずお金が手元に残らない。
・「今の状態が維持できるか?」が不安で、
攻めと守りの気持ちが同居している。
・休みがとれない。

●対策の方向性
・セルフイメージの再構築。
・「1対1」での高付加価値化と値上げ。
・「1対1」だけでなく「1対多」で広く
伝える表現力の強化。

3.3000万円超え→1.9

●状況と課題
・1対1の個別コンサル以外に1対多の収入の柱がある。
・向上心ゆえに新たな刺激を求める。
・高額講座に積極的に参加し、高いレベルの人たちとの
出会いが増え、基準が上がる。
・表現力が磨かれ、発信力がある。
・お金の不安からはいったん解放されるが、高額報酬の
クライアントの解約で経済的・精神的に大ダメージを受ける。
・時間の拘束が大きく、新サービスをつくれない。
・次の目標が見つからず、モチベーションの維持が難しい。
・課題や取り組みの範囲が多岐にわたり、
一人で抱え込むことの限界を感じている。

●対策の方向性
・「1対多」で広く伝える表現力のさらなる強化。
・顧客に価値を届け続けられるための「自身の継続的な成長」。
・コミュニティ構築&運営力の強化。
・各分野の専門家からの協力を得る。

4.1億円超え→0・1

●状況と課題
・複数の収入の柱があり、独自のコミュニティを持っている。
・お金の不安がなく、活動範囲が広い。
・資産を守るためリスクヘッジに関心がいく。
(不動産や金融商品など)
・他分野の第一人者やキーパーソンとの交流が増える。
・他のことに気が向き、本業へのモチベーションの維持が難しい。
・スタッフの入れ替わりで、バタバタしている。
・ワンマン体制で孤独になりがち。

●対策の方向性
・本来のミッションやビジョンの再確認、再構築。
・スタッフが安心して働ける仕組みと環境づくり。
(マニュアル作成、面談ほか)
・他分野で第一線で活躍する人と交流し、サポートを受ける。

以上です。いかがでしたでしょうか?

ご自身の該当するステージにおいて、チェックリストとして
振り返ってみると、見逃していた視点が得られるのではないでしょうか。

こうやってまとめてみて感じることは、
「独立系コンサルタントとして、我流による自力での
ステップアップはかなり大変」だということです。

そして、大切なカギは、
「道の先を知る人の力を借りる」ことだと確信しています。

そのはじめの一歩としてお勧めなのは、
「今の自分のステージの課題にピッタリな講座に参加してみる」
ことです。

そこでこの記事の最後に、わたし自身の体験と、
それを踏まえた上での考えをご紹介します。

 

今の自分のステージの課題にピッタリな学びの場の見つけ方

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、わたし自身
独立系コンサルタント向けの講座を長年主催しています。

向上心が高く、さらに基準を引き上げたい人から、
こんな質問を受けることがあります。

「今のわたしが次に学ぶべき講座は
どれが最適なのか、迷っています。
どのような基準で選ぶのが良いでしょうか?」

この質問への和仁の考えを紹介しますね。

人は人生の中で、
集中的に学ぶ時期があります。

わたしも30代の頃、
年間数百万円のお金とかなりの時間を
自分の成長に投資しました。

4日間で50~60万円のマーケティングや
自己変革のセミナーには複数回、参加しました。

また1週間以上確保して
海外のセミナーに参加したり、

参加費300万円以上の年間コースには、
2年間にわたって参加しました。

それ以外に、動画や音声のプログラムも
含めれば、トータルで数千万円の投資になります。

特に集中的に高額講座で学んだのは
3~5年間でした。

それ以降は、講座に参加する形ではなく、
各分野の専門家に直接、
コンサル報酬をお支払いして、
マンツーマンのサポートを受ける形での
学びを継続的に行って今に至ります。

つまり、はじめのうち(フェーズ1)は、

「各分野のビジネス基礎体力をつけるための知恵」

を学ぶために、体系化された講座で学び、

その次(フェーズ2)は、
「各分野の実践で最大の成果を出す」ための
個別サポートを得る中で、副産物として学ぶ。

そんな形で学んできました。

さて、冒頭の質問に戻りますね。

>「今のわたしが次に学ぶべき講座は
>どれが最適なのか、迷っています。
>どのような基準で選ぶのが良いでしょうか?」

わたしの前述の例でお伝えした、
フェーズ1の段階で講座を選ぶ基準は
何か、についてお伝えします。

次の3つです。

1.その成果が証明されたメソッドであること

(単なる理屈ではなく、実際に成果を出した人が
講師だけでなく受講生の中にちゃんと存在すること)

2.優れたティーチング力とコーチング力の
ある講師であること

(コンテンツが素晴らしくても、それを伝える
講師がショボいと、受講生に入ってこない!)

3.3ヶ月や6か月という期間限定で
集中的に学べる場があること

(その場に身を置けば、半強制的にやることになる、
“健康的な強制力”が発揮される)

以上の3つです。

わたしが独立した頃には、このような基準で
参加する講座を選んでいました。

そして今、自分が講座を運営する上では、この点に留意して
取り組んでいます。

ご参考になれば幸いです。

追伸、
この記事の内容を、筆者本人がニュアンスを補足しながら
動画でも解説していますのでご参照ください。

 

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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