成果を出すコーチ、出さないコーチの違いとは?
2021.11.04 執筆者:和仁 達也あり方・ビジョナリープラン
スポーツでもビジネスでも、クライアントの成果を出すコーチと
出さないコーチがいます。
何がその違いをもたらしているのでしょうか?
その分野に身を置く立場として、これは常に問い続けているテーマです。
そしてよく観察していると、コーチには3タイプいることに気づきます。
1つめは、自身の実践はあるが、理論がない人。
これでは、再現性が弱く、生徒は真似できません。
コーチにすごい実績やカリスマ性があっても、
それを言葉で伝えることができず、「見て学べ」となる。
そして、伝わらない生徒に対してイライラし始めます。
そのイライラは生徒にも伝わり、やがて精神的な距離感が広がり、
よい関係性が長く続きにくいようです。
2つめは、理論はあるが、実践がない人。
言っていることは正しいのですが、本人はそれを実践していません。
つまり、有言実行ではなく有言不実行。
これでは、「あなたにそれを言える権利があるんですか?」と
違和感を与えます。
それを教える立場としての正当性が弱く、生徒が感情的に
反発して聞く姿勢をつくらないので、よほど素直な人は別として、
成果が出にくいようです。
3つめは、実践がある上に、理論で教えられる人。
このようなコーチなら、生徒は聞く姿勢をつくって教わろうとします。
しかも、教えを理解した上でそのコーチを見てそのまま真似できるので、
具体的にイメージでき、成果を出しやすくなります。
これらのことは、わたしがこれまで様々な分野のコーチや
コンサルタントをつけたときに感じたことです。
生徒の模範となるコーチは、「実践と理論のバランス」が
鍵なんじゃないか、と感じます。
なぜなら、人間は感情で納得し、理屈で理解する生き物だからです。
わたし自身、ビジョナリーパートナーとしてコーチの役割を担う上で、
「実践がある上に理論で教えられる人」として、
今後も進化し続けていきたいと考えています。
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