上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
なぜか相手がYESと言わない理由とは?
2024.10.07 執筆者:和仁 達也コミュニケーション伝え方着眼点
今日は、相手にこちらの提案を素直に受け入れてもらいたい時の秘訣を紹介します。
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診療時のカウンセリングのときに、こちらは医療の専門家として
「絶対、この診療メニューを選んだ方がいい!」と確信しているのに、
相手は「でもなあ・・・」と曖昧に躊躇して決まらない。
そんな体験、ありませんか?
あるいは、
「院内のスタッフに提案をしても、素直に受け入れて行動してくれない」
なんていう体験はありませんか?
前提として、「その提案が客観的に見て適切で、
明らかにそれをやった方が、その人の望む成果が得られると明らかであるのに」
という話です。
どちらも相手には自ら動いて欲しいのですが、
なぜか相手がYESと言わないのには、2つ理由があります。
1つは、「関係性の未構築」です。
つまり、相手はこちらを、まだそれほど信頼していない段階では、
「どこかに裏があるんじゃないか?」と疑い、
それを上手く伝えられないので、曖昧にはぐらかす。
ここは、関係性を構築する工夫が必要ですよね。
これはまたの機会に。
そして、今日お話ししたいのは、もう一つの理由。
それは「情報量の不一致」です。
つまり、自分が見えている景色を、相手は見えていない。
例えて言うなら、
「目隠しした相手の手を引いて、ズンズン歩こうとする」
ようなもの。
こちらは周りが見えているから、早足で歩くのですが、
相手は何も見えないので、とっても不安。
何かにぶつかるかもしれないし、穴にハマるかも知らない。
そんな時、もし早くゴールに着きたかったら、どうしますか?
その状況を変えずに、
「いいから!私を信じてよ。はい、走って!」
なんて言って強引に手を引っ張っても、相手の腰は引けたまま。
かえって、動きは止まってしまいますね。
じゃあ、どうしたら、歩き出すのか?
背中を強く押してみる?
押してダメなら、前から引っ張ってみる?
何か、違いますうよね。
そう、「目隠しを取ればいい」んです。
具体的には、「見落としている気がすることを、
リストアップして書き出すこと」です。
そして、そのすべてが判明すれば、不安は無くなる状況を整えればいい。
相手と自分の間の「情報量を一致化」してみましょう。
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