出先でのメールチェック依存症に歯止めをかけるには?
2019.02.05 執筆者:和仁 達也コミュニケーション生産性向上着眼点
スマホばかり見て!全然話を聞いてくれない!
このように、妻(旦那)彼女(彼)子供に言われた
経験がある人は多いのではないでしょうか?
今は、なんでもネットが接続している時代で、
仕事のメールも、LINEやチャットワークなどスマホアプリで気軽にできます。
便利になってしまった反面、オンとオフが付けにくい
時代になっている面もあるように感じます。
特に、社長業やビジネスを行なっている人は
毎日何かしらのメールは受け取ります。
それも休みでも関係なくあるものです。
その都度チェックしなければ!となってしまいがちですが、
この行為は逆に生産性を下げてしまう結果になり、
1日を過ごす上でのメリハリを無くしてしまうことにもなります。
あなたは1日に何回、スマホでメールチェックをしますか?
わたしの周りには、ケータイやタブレット端末などで出先でも
メールチェックしている人はたくさんいます。
一見、これは便利に 見えます。オフィスに戻らず
大切なメールをチェックして、場所と時間を問わず、
すばやく返信できるのですから。
さて、ではそれは本当に「望む状態」をもたらしているでしょうか?
実はわたしも以前は、 自分宛てのメールを携帯で
出先からチェックするようにしていました。
しかしそれによって弊害もありました。
例えば、次のように。
例)気分転換しようと連休をつかっての旅行中に、
感情がかき乱されるメールを目撃。
せっかくの旅行中、せわしない気分で過ごした。
(返信は出社してからで問題なかった)
例)家族で出かけている狭間に、メールチェック。
それを目にした家族から、
「休みなのに休みの気がしない」とクレームが。
例)非日常で大胆な発想をしたいときに、
メールチェックすることで日常発想に逆戻り。
気がつくと、
「ちょっとした間ができたら、すぐにメールチェック
しないと気が済まない」状態になっていたのです。
「マズイ!これは、メール中毒だな」と反省し、
ある日決断しました。
「1週間だけメールのケータイへの転送を解除しよう」と。
その結果、どうなったと思いますか?
そう、何も問題は起こりませんでした。
考えてみれば、1日1回以上オフィスで
メールチェックしています。
出張時は2日ぐらいメールチェックが
できないこともありますが、
よほどの急ぎなら携帯に連絡が入ります。
そのとき、気がついたのです。
「できる」がいつの間にか「せねばならない」に
すり変わっていたことに。
「いつでもどこでもメールチェックせねばならない」
状況をいつの間にかつくりだしていたのです。
現実は、「できる」けど「やらない」という選択もアリです。
そんな2年間のケータイでのメールチェック禁止期間のおかげで、
いまではメールとの快適なつきあい方がわかってきた感じがします。
「いつでもメールチェック」中毒になっていませんか?