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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

【部下の叱り方】スタッフへの耳の痛い忠告は、相手に直接言うより、事例を話して気づかせること」

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2018.08.10 執筆者:和仁 達也

院長や先輩スタッフは、日頃他のスタッフの働き方や行動について、改善点を指摘しなければならない場面が多々出てきます。それは医院の発展のために必要であれば、当然見過ごすわけにはいきませんよね。

しかし、実際にそれを指摘する段階になると、いろいろな葛藤が生まれることはないでしょうか。

「こんなことをいちいち言うと、うるさい人だなあ、と思われるんじゃないか?」

「先日同じことで厳しく叱ったばかりだから、また叱ると必要以上に落ち込んでしまうんじゃないか?」

そういうときに、ちょっとした工夫であまり落ち込ませずに本人に気づかせるコツがあります。それは、「第三者や自分の事例をつかって気づかせる」というものです。

例えば、診療中に無駄口の多いスタッフに対して忠告したいときは、次のように。

先輩「伊藤さん、ちょっと話しがあるんだけど、いいかな?」
伊藤「はい、何でしょうか?」

<通常のやりとり>
先輩「いつも言っているけど、診療中に大声で無駄口をたたいちゃだめよ。迷惑でしょ!」
伊藤「す、すみません・・・」

<お客さんを事例にして気づかせる>
先輩「さっき、患者さんが受付で私に『スタッフ同士の会話がよく聞こえるね』って言っていて、私、その場にいなかったんだけど、どうだった?」
伊藤「あ!そうですね。つい、みんなで盛り上がっていました。すみません。気をつけます」

何も本当に患者さんがそう言っていなくても、いいのです。要は、本人に気づかせることが目的なので、それができればいいのですからね。

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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