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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

誰かに相談をしたい時にはあらかじめ相談のためのアポを取ること

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2018.08.08 執筆者:和仁 達也

わからないことがあって、誰かに相談したい!と考えた時に、「どうすればいいですか?」といきなり相談されても相談された相手は困ってしまいます。

特に会社では忙しくしている中、入社仕立ての新人スタッフはわからないことが多いですよね。

新人スタッフがベテランスタッフにわからないことを相談します。
「すみません、これ、ちょっと教えてもらえますか?」よくある風景ですよね。

ベテランスタッフも、はじめのうちは相手が新人だからということで、自分の仕事の手を止めて丁寧に教えてくれるでしょう。しかし、しばらくすると、だんだん対応がそっけない、というか、うっとおしそうに対応されることもあるかも知れません。そうすると、相談する側は思うのです。

「あ、冷たいな~。もういいや、いちいち相談せずに自分の判断でやってしまおう」

そして相談にも来ずに、要領の悪いやり方をしている新人の動きを見ていて、上司は思うのです。

「なんだか、ピントがずれた仕事の仕方をしているなあ、もうちょっと頭を使えばいいのに」

そうしてお互いに対する不満は増幅し、徐々にコミュニケーションがおろそかになります。そして、院内の雰囲気がギクシャクし、組織の生産性は下がっていくケースは少なくありません。

ここで、相談されるベテランスタッフの立場になって考えてみましょう。

彼女は患者さん向けの資料づくりや、アポイントの埋め方のプランニングなどで頭をフル回転させていたのかも知れません。このような頭を使っての仕事は、「すみません」と突然仕事を中断されると、それまで考えていたことがすっ飛んでしまうのです。

そういうことが何度も積み重なると、人は自分の仕事を突然中断させられることにイラ立ちを覚えはじめます。これでは、お互いにとってハッピーではありませんよね。

そこで1つ、ちょっとしたご提案があります。

人に何かを相談する場合、やむを得ない緊急時以外は、「あらかじめ相談のためのアポを取る」ようにしてはいかがでしょうか。
「すみません、1つ教えていただきたいことがあるので、手があいたら10分ほどお時間をいただけますか?」と。

相談されるほうも仕事を中断させられることなく、むしろ心の準備ができることで、気持ちよく相談に乗ることができます。患者さんを気持ちよく迎え入れるため、またお互いの貴重な時間を大切にするために次の治療のアポを取りますね。

それと同じことを仲間に対してもやってみると、気持ちよい関係が築けるかも知れません。

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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