上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
同じ注意を何度も言わずに済ませる工夫。
2026.05.22 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション伝え方着眼点
スタッフの言動で気になることがあった時に、
言わなきゃ変わらないけど、何度も言うのも”場の空気”が
悪くなるので気が引けます。
そこで、
「同じ注意を何度も言わずに済ませる工夫」
について、歯科医院の事例で紹介します。
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鈴木歯科(仮名)は分院をオープンするにあたり、
気にかかることがありました。
それは、スタッフの大半が新しく採用したメンバーのため、
仕事の基準がバラバラで、「このくらい言われなくてもやれるだろう」
ということすらも出来ていないことでした。
はじめのうちは、院長が分院を訪れた時に気づいたことを逐一、
分院長に伝え、彼を経由して指摘をしていました。
ところが「同じ注意を、何度も言うのも言われるのも、
お互い気まずく、場の空気が悪くなる」ことを懸念した分院長は、
徐々に見過ごすようになりました。
そのまま放置していては、良くなるイメージは描きにくい。
そこで院長が行ったのは
「自分が気になったことをその都度、言うのではなく、
箇条書きにしてミーティングルームの壁に貼る」
ことです。具体的には、次のように。
患者満足を高めるため、私たちは次の点を積極的に行います。
①院内で共有すべき患者様とのやりとりは、
その日のうちに分院長に報告する。
②カルテに書かれた潜在的な課題は放置せず、
積極的にスタッフ間で共有して患者様への提案に活かす。
③患者様からの問い合わせには、すみやかに対応する。
上司への伺いが必要でお待たせする場合は、
「ほったらかし感」を与えないよう、その旨を一言伝える。
これらの留意点を紙に書いて壁に貼り、毎日の朝礼でみんなで読み上げ、
該当することがあればその場で共有し始めました。
これによって大幅に改善され、それでも気になる場面があれば、
分院長は壁の紙を指差して「この3番はどうかな?」と確認するだけで
良くなり、院長も分院長も大幅にストレスが軽減されました。
「何度も同じ注意をしているなあ」と感じたら、試してみてはいかがでしょうか。











































