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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

懇親会、社員旅行をスタッフ教育に利用する。

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2021.05.07 執筆者:和仁 達也

ある歯科医院で、スタッフ教育についてこんな悩みがありました。

「半年前に中途入社した木村さん(仮名)が、
院長やチーフ衛生士から指示したことを期日までにやらなくて、
困っています。

そのくせ、自分の都合はしっかり主張してくるんです。
どうしたらいいでしょうか?」

つまり、木村さんには「人をまとめる立場の大変さ」が
わからない様子でした。

そこで、半年に一度おこなっている院内懇親会が近づいていたので、
木村さんにその取りまとめ役、つまり幹事を任命することにしました。

飲み会の幹事と言うのは、周りが想像する以上に大変な仕事です。

・各人の好みや日程の都合をとりまとめして、日時とお店を選ぶ
・当日の仕切り役をおこなう

と、文字にすればそこまでですが、

・人の好みを取りまとめる大変さ
(魚介類が好きとか嫌いとか、食材のアレルギーがあるとか)

・日時の調整をとりまとめる大変さ
(家庭の事情で参加できる曜日と時刻が限定される中、
いかに最大公約数的に参加できる日時を選ぶか)

・スタッフの要望を聞いて、その返答をもらう際に、
期日通りに返事をしない人に、個々に確認をするわずらわしさ

・医院の予算の中で、いかに満足感の高いお店を
選定するかのプレッシャー

・スタッフの家族を参加させるか否か。
また参加するなら、飲み代の負担の一部(もしくは全部)
を医院が負担するかどうかを考える労力
(決めるのは院長だが、その考えをまとめて院長に交渉する必要がある)

など、スタッフの意見を調整し、
お金のやりくりをうまく調整しながら、
目的を果たすことになります。

その結果、木村さんは

「人をとりまとめるのって、こんなに大変なんだ…」

と気づいたようです。

人をまとめることの大変さに共感し、
協力する気持ちになるには、

「上司(リーダー)の立場を、小さく体験する」

のは、効果的な方法のようです。

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

 

▶︎スタッフ教育で勉強させる習慣をつけるには?研修教育費にお金をかける前に、考えておきたいこと

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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