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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

会議で無反応でリアクションがない人への対処法。

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2022.11.07 執筆者:和仁 達也

ミーティングをやっていると、どの会社や医院にも
1人くらいは無反応なスタッフがいたりします。

議長役のリーダーからすると、
この無反応なスタッフというのは気になる存在です。

今回の記事は、そんな時の対処法の一例を紹介します。

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すずき歯科(仮名)でも、入社2年目の衛生士の
佐藤さんがまさにそんなタイプ。

ある日、院長がミーティング後に呼び寄せて

「佐藤さんは、ミーティングの議題に関心がないの?」

と尋ねると、

「いえ、そんなことはありません」

と答えてきました。

しかし、ミーティング中の彼女のノーリアクションな態度や
ピクリとも顔の筋肉が動かない表情からは、
誰が見ても無関心としか思えません。

このような認識の相違があったときに、
まずチェックしたいことは

「言葉の定義をそろえる」

ということです。

ほとんどの人が、言葉を感覚としてとらえていて、
明確な定義づけができていません。

そしてすずき歯科でも、院長にとっての無関心と
佐藤さんにとってのそれとでは、定義が異なっていました。

院長にとっての「関心のある状態」とは、

「相手の行動や考え、さらには存在自体が、
自分とどんな関わりがあるか、を探る心の状態」

を意味しました。そして反対に「無関心な状態」とは、

「相手の行動や考え、さらには存在自体が、
自分とは関わりがないという心の状態」

を意味しました。

そう考えると、今どちら寄りなのかを、
より具体的に判断がつきやすくなります。

そして院長は、「関心のある人の態度や行動」とは、

「うなずきやあいづち、あるいは首をかしげるなどの
リアクションをしながら相手の意見を聞き、
その上で、自分の考えを伝えること」

と考えていました。

このようなことを、ミーティングの冒頭に全員に伝え、

「お互いに気持ちよく意思疎通を図るために、
『関心のある状態』をつくり、
『関心のある人の態度や行動』で今から1時間のミーティングを
楽しく意義あるものにしたいと思います。よろしいですか?」

と念押しをしたら、佐藤さんも安心して
リアクションするようになりました。

佐藤さんの場合は、
医院や院長に反発心があったわけではなく、
単にリアクションが苦手だったようです。

「ここまで言わきゃわからないのか?」

という見方もありますが、現実に、
具体的にどう振る舞えばいいのかがわからず、
彼女のように誤解されてしまう人は少なくないようです。

違和感を感じたときは、「具体的に、どうあることが理想なのか?」
を言語化してみると、はじめの一歩が見つかりやすくなります。

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

▶︎指示や提案に不満なく行動してもらうには、言葉の意味を明確にすること。

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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