結果的に良好な人間関係が育まれる“場づくり”の秘訣
2023.08.04 執筆者:和仁 達也コミュニケーション安心安全ポジティブな場づくり着眼点
わたしが日本キャッシュフローコーチ協会の運営において、
さらにはコンサルティングやセミナーにおいて、
もっとも重要視している価値観に「場づくりの発想」
があります。
今日はそれを効果的に実践する上での、
大きな違いをもたらす秘訣を紹介します。
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わたしがコンサルティングにおいて成果を発揮する秘訣として
重要視していることに、
があります。
これは、相手と自分が居合せる【場】が
安心安全ポジティブになるよう、
言葉・表情・態度・行動を整える、というものです。
これを発動すると、
その【場】の力によって、リラックスした人間関係が育まれ、
自由に意見を出し合えるようになります。
そして、他人の発言をヒントにしてさらにアイデアを創発し、
それがどんどん積み重なっていく「知の相乗効果」が発揮され、
組織の生産性は高まり、何よりそこにいることが
楽しくなるわけです。
なので、それをコンサルタントの塾生や
キャッシュフローコーチの仲間たちに推奨しています。
ところが、これを微妙に曲がった解釈をすると、
その意識の矛先が【場】ではなく、
【人】に向けることがあることに気がつきました。
つまり、
「この【人】と安心安全ポジティブな関係を
つくるために、どう振る舞うか」
というように。
これは、似て非なる発想です。
人に意識を向けると、
Aさん、Bさん、Cさんと相手によって自分との
相性の良し悪しがあって、話が複雑になります。
正確も距離感も人それぞれです。
それにいちいち対応しようとしていたら、
かなり高度なコミュニケーション・スキルを
身につける必要が出てくるでしょう。
ところが、【場】に意識を向けるとどうなるか?
【場】に意識を向ける分には、
常に対象は1つなので、シンプルです。
そして、結果的にその場に居合せる人との関係性も良くなるのです。
わたしは、1対1の面談でも、1対多のセミナーや講演会でも、
常にこの【場】にフォーカスします。
そして、この【場】が安心安全ポジティブなものになることを
イメージし、そのイメージに引っ張られて、
言葉・表情・態度・行動を導いていく。
言葉にすると微差に聞こえますが、
この違いはコミュニケーション円滑化において
とても重要で有益なコツです。
試す機会がある人は、トライしてみていただきたいです。