次のワクワクするビジョンが見えなくなったら?
2024.03.04 執筆者:和仁 達也あり方・ビジョナリープランビジョン着眼点
成長意欲の高い人が、次のワクワクが見えなくなって
モヤモヤしてきた時の対処法を紹介します。
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わたしが営業マンの頃は1日3社のアポを取り、
中小企業の社長の悩みをヒアリングしていました。
その中で、共通してみなさんが口にする
「お困りごとトップ3」というのが浮かび上がって
きたわけですが、とりわけ
「向上心が高くて、独立10年目に差し掛かろう
というタイミングの社長」に多い、
あるお困りごとに気がつきました。
それは、「次のワクワクするビジョンが見えない焦り」です。
「物足りなさ」とも言えます。
それなりに当初のビジョンは達成して、
資金繰りも業績も組織の雰囲気も、それなりに良い状態。
なんなら、現場のことは社員がやってくれるので、
かつてのように、時間に追われることもない。
そう、ここで、落とし穴があるんです。
それは、「ヒマ」ってことです。
いや、本当はヒマって素晴らしいんです。
なぜなら、目先のことだけてなく、
長期的な視点でビジネスを考えるには、ある程度の余裕、
つまりヒマがないと、難しいからです。
ただそれは、
「やりたいことの方向性がある時」は良いのですが、
その方向性がぼやけている時にヒマだと、
様々な雑音が耳に入ってきます。
・周りのバリバリ活躍している知人の姿を見て、焦りを感じる。
・何か学ばなければ、どんどん下りのエスカレーターで
下がっていく感じがする。
・とは言え、過去に一通り学びたいことは学んできたし、
今改めて学びたいことも見えてこない。
・そんなことを漠然と考えていると心が後ろ向きになり、
意欲がわかない自分に苛立ちを覚える。
わたしも過去にそんな状況を体験して、わかったことがあります。
それは、ヒマだと気が散る。
そして、気が散るとネガティブな雑音が耳に入り、
心がさらにネガティブになる、ということ。
そして、それを脱却するコツは2つです。
1つは、「ビジョナリープランを見直す」こと。
もしかしたら、今の自分には、これまでのミッションや
ビジョンが合わなくなってきているのかも知れないからです。
もう1つは、「今の状態は階段の踊り場と位置付けて、
そこにいる期限を決める」こと。
エンドレスにずっと今の状態が続くと思うと、
そんな自分が許せなくなったりしますが、例えば
「12月末までモヤモヤ考えてOK」と自分に許可を与えて、
「それまでに新たな方向性を見つける」と決めるだけで、
少し気分が軽くなります。
ピンと来る人は試してみてくださいね。
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