人が物事を先送りする3大条件とは?
2024.05.04 執筆者:和仁 達也コミュニケーション着眼点
今日は、先送り癖を解消するヒントをお伝えします。
「やらなきゃいけないことを先送りする癖を直すには、
どうしたら良いでしょうか?」
コンサルティングの仕事をしていると、この類の相談をよく受けます。
わたしも、先送りしたくなることはいろいろあります。
「次の会議までに準備しておく資料つくり」や
「締め切りが迫っている執筆」「セミナーのテキスト作成」など。
ただ、これらは、さほど問題ではありません。
いつかは必ず着手します。
なぜなら期限が決まっているからです。
本当に問題なのは、期限が決まっていない仕事。
これが、先送りされがちです。
例えば、「いつかやろうと思っている新サービスの企画書づくり」
「来年度のプランづくり」「営業のアポ取り」など。
なぜこれらは先送りされ続けるのか?
それは「人が物事を先送りする3大条件」が
すべて当てはまっているからでした。
●人が物事を先送りする3大条件
1.いつやってもよいこと
2.強制力がないこと
3.面倒くさいこと
この3つの要素を含むことほど、人は先送りしがちです。
ならば、その要素を減らせば、先送りを防げそうです。
これは、自分のことだけでなく、部下や仲間、
顧客の先送り対策としても効果的な方法です。
具体的には次のように。
1.「いつやってもよい」の対処方法
→期限を決め、スケジュール化する。
例)「次回面談の1週間前までに、結果報告のメールをください」と伝える。
2.「強制力がない」の対処方法
→確認と催促をすることを伝える
例)「もし、◯日までにメール(報告)を
いただけなかったら、私からメールしますね」
3.「面倒くさい」の対処方法
→今すぐ15分だけやる。
例)タイマーで15分をセットして、
ざっと大まかな案だけでも作ってしまう
(短時間でも着手したことで脳のアンテナが稼働開始。
また、もう15分続けたくなったら、やればいい)
これでチームの生産性がアップします。
これらはいずれも、わたしが、コンサルの現場で実践していることです。
シンプルかつパワフルなので、試してみてくださいね。
「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」