執筆時間が半減する!一歩前倒しライティング。
2024.09.04 執筆者:和仁 達也コミュニケーション着眼点
必要だけど手間のかかる「議事録やレポート」などの仕事を、
最小限の時間でやり、しかも収穫も多くする秘訣があります。
今日はその秘訣について、日本キャッシュフローコーチ協会の
「協会活動レポート・プロジェクト」メンバーに伝えたことを
ワニレポでもシェアします。
もしみなさんが、所属するコミュニティや会社で、
イベントやセミナーのレポート(A4サイズ2~3枚程度)を
書く役割が与えられた時に思い出してもらえれば、
きっと役に立つでしょう。
このプロジェクトでは、協会の公式行事について、
参加できなかった人にも概要を共有できるように、
「協会活動レポート」をサイト上で公開します。
その執筆は協会メンバーが持ち回りで担当するわけですが、
これもただ受け身でやると「やらされ感」で
面倒くさい業務になってしまいます。
ましてや本業で忙しい人にとって
「いつかは書かなきゃいけないが、絶対的な納期がない業務」
は先送りになりがちで、それ故に精神的負担は
相当なものになります。
そこで試してほしいのが「一歩前倒しライティング」。
これは、通常の取り掛かりより全ての行動を
一歩前倒しすることで、時間を短縮し納品スピードを早め、
かつ収穫も最大化するもの。
ふつうは、書き始めるタイミングは
「そのイベントが終わった日の夜か翌日」でしょう。
人によっては、3日後や1週間後になる人もいるのでは。
その場合、「思い出す」だけでも大変で、
記憶から言葉を引っ張り出す方に多大なエネルギーがかかり、
相当な負担になります。
それに対して「一歩前倒しライティング」では、
「そのイベントの前日まで」に15分だけ着手します。
「えっ?なぜイベントの前に書けるの?」と
疑問に思う人もいるでしょうが、もちろん、
体験しなければわからないことは、事後に書きます。
しかし、そのイベントの告知チラシや案内を元に、
すでに「イベントに参加した」想定で、
前書きと全体の骨格くらいは書けるものです。
当日にならなければわからない部分だけ、
空白にして後で書き込みます。
実は、この時点で全体の20~30%は文字が埋められます。
さらに、前もって書くことでイベントに参加する
目的意識が高まり、収穫を得やすいモードに入れるのです。
そしてイベント当日その仮原稿をスマホに入れておいて、
休憩時間などにうめていきます。
体験した新鮮な情報なので、思い出す労力はゼロです。
得られた気づきな学びを言語化することだけに
集中でき、この時点で原稿の50~70%は完成させます。
そして、イベント後に考えを熟成させて加筆して文章を整えれば、
3日後には全文が完成。
このやり方なら、前書きすることでイベントへの
目的意識が高まり、収穫が最大化する上に、
最小限の手間でレポートを書けて、最短の納期で提出でき、
依頼者の信頼を獲得できます。
オススメですよ!