やると決めても人が動かない本当の理由。
2021.05.04 執筆者:和仁 達也コミュニケーション着眼点
コンサルティングにおいて
クライアント(顧客)が成果を出すには、
クライアントに成果につながる行動を
起こしてもらう必要がありますね。
つまり、動いてもらう必要があります。
これは、上司と部下の関係においても同様です。
ところが、
「やると約束しても、クライアントが動いてくれないんです」
と嘆くコンサルタントは少なくありません。
そこから先を掘り下げることなく、
ただ相手のせいにしている人もいますが、
それでは何も進展がありません。
そこで、
「クライアントが動かない理由」を突き詰めると、
ちゃんと理由があることに気がつきます。
つまり、それを1つ1つ解決していけば、
確実に行動を促し、成果につながるということです。
その理由とは、次の5つです。
1・何のためにそれをやるのかが不鮮明で、
意義が見出せていない。
☞意味づけとメリット・デメリットの明確化に課題がある。
2・いきなりゴールを目指してしまうため、
冷静に考えると自分にやれる感じがしない。
小さなはじめの一歩を決めるのが苦手。
☞細分化に課題がある。
3・日常業務に忙殺されて、やると決めたことの
優先順位を下げてしまう。
☞タイムマネジメントに課題がある。
4・それをやるには、別の誰かの協力が必要だが、
それを依頼するのが億劫。
または、依頼しにくい事情がある。
☞コミュニケーションに課題がある。
そのいずれでもないとしたら、
大前提に課題があることもあります。
それが5つめの理由。
5・そもそもクライアントが
こちら(コンサル)を信頼していない。ぶっちゃけ嫌い。
☞クライアントとの関係性の構築に課題がある。
原因を相手にゆだねているうちは、進展がありません。
「自分にできることは何か?」と問い続けた先に
進展のアイデアが湧きます。
もし、あなたが人が動いてくれないことに
ストレスを感じているのなら、
上の5つのどれかに心当たりはありませんか?
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