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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

『仲間に遠慮なく協力依頼するコツは、誰のメリットなのかを伝える』

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2020.11.22 執筆者:和仁 達也

ある歯科医院で新しくマネジャーとして、
衛生士のとりまとめ役になった方から、

「みんなにうまく依頼ができないんです」

と相談がありました。

来週の月曜日に患者さんのアポが集中したが、
この日はドクターと衛生士が少ないシフトの日。

当日出勤できる正社員はフル稼働だが、
どう考えても円滑にまわりそうにない。

本来なら午前のパートスタッフに

「1時間でも2時間でもいいから長く働いてもらえない?」

と依頼をするところですが、それができないとのこと。

「パートさんは、家のこととかいろいろあると思うので、
悪いかな、と思って…。以前にお願いしたときも、断られたし。
たぶん今回も断られると思うんです」

「そのときは、どんな依頼の仕方をしたの?」とわたし。

「『Aさん、今度の月曜、2時間くらい長く働くのって、
無理だよね?』って聞きました」

・・・それって、NOの返事をもらいにいく質問ですよね。

無意識のうちに、相手からの協力が得られにくい、
遠慮した言いまわしになっていました。

その理由を聞いていくと、

「自分(マネジャー)のためにパートさんに無理をさせるのがツライ」

と感じていたのです。

でも本当は「自分のために無理をさせる相談」ではなく、
「患者さんに快適に診療を受けてもらうための相談」のはず。

それがすり変わっていたようです。

それを伝えると、心当たりがあったようで
「ハッ」とした表情になりました。

「でも、どう言えばいいんでしょうか?」

「たとえば、こんな感じで伝えたらどうかな?

『Aさん、無理だったら遠慮なく言ってね。
来週の月曜、アポが一杯なのにスタッフが足りないの。
患者さんに迷惑をかけたくないので、パートの方で延長できる人が
いたらありがたいんだけど、Aさんは都合はどう?』

さっきの言いまわしとどこが違うかわかる?」

彼女はうなずいて答えました。

「はい、それだったらお願いしている理由もちゃんと伝わるし、
協力してもらいやすいと思います。それに、

『患者さんに迷惑をかけないため』

という理由を伝えることで、わたしも変に遠慮せずに言えそうです」

その協力依頼は「誰のメリットのためか?」、
大義名分をちゃんと伝えたいものです。

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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