上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
モヤモヤをさらにスッキリさせる方法。
2023.12.22 執筆者:和仁 達也コミュニケーション着眼点
以前、このコンテンツサイトで、
「モヤモヤを解消するコツは、
未完了なままの仕掛かり業務をリストアップすること。
つまり、【文字化】によってやることが具体化し、
”受け身”な心構えが”能動的”に切り替わる」
という話をしました。今日は、その続編の話です。
ずばり、キーワードは【時系列化】です。
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わたしは、頭の中に未完了なことが3つ以上蓄積すると、
エネルギーダウンするのを感じます。
なのでそれを感じたら、すかさずA4版のコピー紙を
1枚取り出して「アクションプラン」を、
さらっと15分で描きあげます。
アクションプランとは、横軸に時間、縦軸にやること(項目)を書き出し、
その中に何をいつやるか、を明記した簡単な行程表のことです。
たとえば、「院内旅行の企画立案から実行までの段取り」を
テーマにするとしたら、横軸に「9月、10月、11月」と3カ月をとります。
そして縦軸には、「行き先の選定」「旅行会社への手配」
「旅行中の懇親の企画」「お金の出入り」などのやること(項目)を書きます。
そして、その縦軸と横軸の中に、左から右に矢印(→)を入れて、
「いつからいつまでに、何をするか」を埋めていくのです。
これを時間制限15分で、一気に書けるところまで書きあげる。
すると、頭の中にある情報はいったんすべて、そのシートに記されるので、
頭のハードディスクの容量をくっていた情報を安心して消去でき、
スッキリします。しかも、時間軸がそこにあることによって、
「それを今すぐやらなきゃいけないわけではない。
このシートに書いた時期にやればいいので、
今はリラックスしていてOK」
と自分に許可を出せるので、安心感が得られ、
スッキリ感が増幅するのです。
この効果は、やった人にはわかります。
1つコツは、完璧主義にならず、
「とりあえず仮のプランでいいから、ラフに書いてみよう」
と思ってやることです。
というのも、多くの人は初めから完璧を目指してやろうとするがあまり、
負担が大きくなって、途中で投げ出すか、着手すらしないからです。
脱★完璧主義で、15分だけやってみましょう。