短期集中の量稽古の経験がコーチングが上達するための秘訣
2019.06.05 執筆者:和仁 達也ビジョナリーコーチング着眼点
コーチングだけではなく、なにかを上達させるためには、
ある程度稽古が必要ですよね。
以前1万時間の法則が話題になりましたが
(1万時間の法則とは、一流の成功を修めるためには1万時間の練習が必要である)と言う法則です。
ただし、この1万時間の法則は、ただやればいいと言うものではないと私は思います。
そこには、練習の質や、目的、目標が必要になります。
コーチング技術の向上は、知識量とともに、経験量が重要になってきます。
短期で、技術を向上させると言うのはなかなか難しいと感じる方もいると思います。
そこで今日は、「コーチングが上達するには、どれだけ経験が必要か」
についてお伝えします。
とりわけわたしの養成塾では、「たった4つの質問をすれば、
雑談のような会話が自然とコンサルっぽくなる」という、
”ビジョナリーコーチング”を伝授しています。
これは言わば、「誰でもすぐにやれるよう、極限までそぎ落とした
シンプルなコーチング・メソッド」です。
さて、
「ビジョナリーコーチングを上達するには、
どれくらい経験を積めばいいですか?」
「何人とコーチングをやれば、感覚として手応えを
つかめてくるのでしょうか?」
養成塾生から、延長戦でそんな目安を個別に尋ねられることがあります。
そこで今日は、その見通しについて、お伝えします。
ビジョナリーコーチングを上達するには、
一定量の経験値を短期集中で積み上げるのが効果的なんですね。
具体的には、次の3段階で目標値を設定するのが良いようです。
まずは、10人。
そこまでは短期集中で、一気にやりましょう!
なぜなら、そこを躊躇していると、
せっかく掴みかけた勘どころを忘れてリセットしてしまうので、
積み上がっていかないからです。
次に30人。
これをクリアすると、ある程度のバラエティを体験できます。
つまり、業種、規模、立場、年齢、性別など多様性のある
クライアントのリアクションを体感し、柔軟に対応する力が養われます。
そして、その次は100人。
ここを達成すると、エレガントさを追求するだけの
ゆとりが生まれ、高い目標値を持ちやすく、急速に進化します。
ちなみに、大阪4期の竹田さんは、塾生期間中に100人との
ビジョナリーコーチング(=VC)を達成して、
「VC100」の称号を手にし、複数のコンサルティング契約も結びました。
「よく3ヶ月とかで、こんなに多くやれましたね!?」
と思う人もいるようですが、実は逆。
これはダラダラ時間をかけてやるよりも、
3ヶ月とか半年という期間で短期集中でギュッとやった方が上手くいきます。
例えるなら、
飛行機が離陸するとき、滑走路を数分走ったら
一気に加速して飛び上がるようなものです。
想像してください。
飛行機が1時間も2時間も滑走路をダラダラゆっくり走っていたら、
いつまで経っても離陸できないですよね?(^^;;
そうこうしている間に、ガソリンが無くなって結局、フライト未遂。
それと同じです。
期限を決めて、計画に落とし込み、
そこまでに行動の圧をグッとかけて、一気にやる。
新たなスキルを習得したければ、
ダラダラやらずに、短期集中でギュッとやる。
その機会として、同期の仲間と量稽古できる「養成塾」は
習得が早いのは、当然のことです。
グッと行動の圧をかける環境づくりも工夫したいものです。
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