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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

『「任せる」と「口を出す」の境目を決めておく。』

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2020.09.22 執筆者:和仁 達也

上司が部下に依頼をしたときに、期待水準に達していない場合に、
どこまで具体的に口出しするか、は悩ましいときがあります。

ある歯科医院の院長から、こんな相談を受けました。

「スタッフの衛生士にPMTC(予防診療の1つ)の
プログラムをつくるよう指示を出したのですが、
出てきた内容が期待したレベルに達していなかったので、
ああしたら、こうしたら、と口を出したんです。

すると、露骨に嫌な顔をするんですよ。
言葉には出さないけど、

『ここは歯科衛生士のわたしの領域で、自分なりに考えがあるのだから、
ドクターが入ってこないで』

という感じで。たしかにわたしも、『君に任せたから』と
言ってある以上、あまり口出ししたくはないのですが・・・。

こういう場合、どうしたらいいのでしょうか?」

たしかに、その領域について自分が専門ではない場合、
口の出し方って難しいですよね。

しかし、仕事としてやっている以上、
サービスレベルが低いまま患者さんに提供するわけにもいきません。

こんなとき、どうすればいいのでしょうか?

そこでわたしは院長に、
「具体的にそのスタッフの仕事のどこに不満があるのか」
を尋ねてみました。

すると、

「エビデンスの調べ方が浅い」

「そもそも納期設定がいい加減で、本当なら先月には
完成しているはずがまだできていない」

「途中段階での報告もない」

などの不満が出てきました。

つまり院長は、
「PMTCのプログラム内容」以前に、
彼女の「仕事の仕方」に対して不満があり、
口を出したいわけです。

たしかにその院長は社会人経験もビジネスパーソンとしての技術も、
その衛生士より格段に上なので、未熟な点がいくらでも目につきます。

そこでわたしは院長に、こんな提案をしました。

「仕事を依頼する段階で、
『院長が口を出す領域』と
『基本的には口を出さずに任せる領域』を
前もって明快に伝えておくのはどうでしょうか?

つまり今回のケースでは、

① PMTCの内容=『基本的には口を出さずに任せる領域』、
② クオリティの高い仕事の進め方=『院長が口を出す領域』
というように。

そこがお互いの中でゴチャ混ぜになっているところに、
ストレスの原因があるのではないでしょうか」

院長はその点をさっそく衛生士に伝えて仕切り直しをしたところ、
お互いの役割に納得でき、建設的に仕事が進むようになったようです。

「任せる」と「口を出す」の境目、デリケートですね。

 

 

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書多数。

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