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歯科医院の脱★ドンブリ経営 実践ストーリー

無理のない設備投資の考え方5つの視点!高額な設備投資で資金繰りに苦しまないために

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2022.01.15 執筆者:和仁 達也

会社や医院のさらなる発展のために、設備投資をするタイミングが
やってきます。

そのときに、せっかく買ったのにほとんど稼働しなかった、
ということがないように、無理のない効果的な判断をしたいものです。

そこで今回は歯科医院を舞台に、無理のない設備投資の考え方をご紹介します。

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加藤院長は、次の一手を打つための設備投資を考えていた。

医院も15年が経ち、チェアも古くなってきたし、
効率かを考えてネットによる予約システムも導入したい。
また、レセコンもリース期限が近づいているし、更新が必要だ。
デジタルレントゲンや技工物を院内でつくるシステムなど、
導入したいものはいくつもあった。

ところが、それらをすべて導入したら、数千万円の莫大な投資となる。

開業時の借り入れもまだ完済していない中、
再び大きな借金をすることに躊躇があった加藤院長は、
キャッシュフローコーチの和仁に相談することにした。

キャッシュフローコーチは、まずは状況確認の質問から始めた。

「院長は、その中では特にどれを買いたいと思っていますか?」

加藤院長は腕を組み、やや上を見上げながら答えた。

「優先順位で言えば、まずはチェアの4台は、入れなおしたいです。
これだけで16百万円。
そして、レセコンもリース期限が近いって営業マンが言っていて、
今なら200万円のところを150万円で買えるらしいんです。

あと、技工物を院内で内製化できるシステムは迷っていて、
外注費が減ることを考えれば、アリなんじゃないか、
って気もしているんです。

ただ、それ以外に予約システムやデジタルレントゲンも
以前からいつかは入れたいと思っていたし、
だったらこの機会に15周記念ということで、
一気に入れるのもアリかな、なんて思う自分もいましてね。

ただ、現実的に考えると、本当にそんなに必要なのか、
疑問に感じる自分もいるんです」

なるほど、とうなずきながら、キャッシュフローコーチは
院長の言葉をホワイトボードに書き写した。

「すると、加藤院長の中で、ある程度の優先順位はあるようですね。

では、今日は設備投資をする際に、
予めこれだけは押さえておきたいポイントを5つお伝えします。

その上で、どれをどこまで購入するか、を
検証するということでいかがでしょうか?」

院長が賛同するのを確認すると、キャッシュフローコーチは話を続けた。

「これから検証したいのは、次の5つの視点です。

1・脱★過剰品質、2・投資回収、3・製品寿命の最長化、
4・広告効果、そして5・研究開発投資です」

それぞれについての説明は次の通りだ。

 

あとで資金繰りに苦しまないための自分サイズの設備投資5つの視点

1・脱★過剰品質
「使用目的をギリギリ満たすレベルまでスペック(性能)を
下げて、見積り価格を下げられないか?」を追求する。

大抵の場合、使わない機能を兼ね備えた過剰品質なスペックの
機材を買ってしまい、予算を超過しがちだからである。

2・投資回収
「その設備投資によって、年間いくらの粗利を生むか?」を、
楽観値と悲観値の両面で試算する。

つまり、「何年で投資回収が終わり、
いくらのプラスαの利益をもたらし得るか?」を算出する。

3・製品寿命の最長化
「本当にもう寿命なのか?最大限に引き延ばすとしたら、
あと何年使えるのか?」をちゃんと営業マンに追求する。

営業マンの立場は「なるべく早く買い替えを促したい」はずなので、
それに合わせず「院長側の立場で考えて欲しい」と要求すると共に、
他社や院長仲間から情報を仕入れておくこと。

4・広告効果
その設備を知人のドクターに紹介したり、
SNSなどで宣伝してあげることで、値引きができないか、
確認してみる。

5・研究開発投資
大きな設備投資の場合は、メーカーも導入実績があまりない
ケースもある。その場合、モニターとなってあげる
(=共同開発的な関わりをする)ことで、
費用負担を抑えられないか、確認してみる。

一通り説明を聞きながらメモを書き終えた加藤院長は、
苦虫をかみつぶした表情で顔をあげた。

「今、話を聞きながら、わたしはいかに衝動買いのクセがあるか、
と思い知らされましたよ。

こういうことを考えもせずに、営業マンから勧められるがままに、
これまで多くのものを買ってきました。

それが資金繰りを圧迫する大きな原因だとも理解せずに・・・。

でも、この5つの視点を持っていれば、
衝動買いに歯止めがかけられそうです」

キャッシュフローコーチはにっこりほほ笑みながら答えた。

「それは良かったです。では、1つずつ、どのように買うか、
あるいは買わないか、相談しながら決めていきましょう」

 

【今回のレッスン】

◎ 衝動買いをするクセがある人は、歯止めをかける視点をもっていない場合が多い。

◎ 高額な設備投資をする際には、予め5つの視点でチェックしよう。
1・脱★過剰品質、2・投資回収、3・製品寿命の最長化、
4・広告効果、5・研究開発投資

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

▶︎高額な設備投資の判断の仕方。本当にその金額を払うにふさわしい価値なのか?

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書多数。

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